ドイツのgridXは #シェアリングエコノミー により「エネルギー界のUber」となるか? http://autode.sk/2DRvX9T #Fusion360 #太陽光発電 #グリッド発電 https://t.co/rHR64XHq7J
2016 年 9 月 27 日の日没後、「Stop Tihange and Doel」と記された青色のレーザーが、ベルギー・ユイ近郊にある ティアンジュ原子力発電所 の 原子炉へ派手にプロジェクションされた (ティアンジュ、ドエルは、いずれもベルギーの原子力発電所)。その後、当局によって追い出されたのは、ドイツのスタートアップ gridX を設立した若者たちだった。 彼らが行ったこの離れ業は、真摯な抗議と抜け目ないマーケティング手法の巧みなバランスで成り立ったもので、gridX の大々的な宣伝という、リスク相応の報酬ももたらした。この gridX もやはり、シェアリング エコノミーという新たな仕組みと、風車同様に従来から存在する工業とのバランスを取ることでエネルギー分配を行っている。二十歳そこそこの gridX 設立者兼 CEO のダヴィッド・バーレンジーフェン氏と CTO のアンドレアス・ボーケ氏は、ソーラーパネルや電気自動車の利用者である彼らのカスタマーが、環境における利他主義と経済的なインセンティブの間でバランスを取っていることを理解している。その gridX が先日発表した gridBox は、貯蔵エネルギーと分散型発電のための「Wi-Fi ルーター」で、美しい形状と必須機能のバランスがとれた製品だ。 ベルギー・ティアンジュ原子力発電所における gridX の抗議/宣伝行動 [提供: gridX] こうしたバランス感覚全てが gridX 本来の目標ともつながっている。それは 1 日を通して太陽エネルギー システムのエネルギー容量のバランスを保ち、原子力発電と化石燃料への依存度を低下させるというものだ。このスタートアップは、170 万カ所の太陽光発電システムと 70,000 台を超える電気自動車をドイツ国内 (およびヨーロッパ全土) で活用することを目指している。 「über」というドイツ語は「~を超えて」「~を上回る」を意味する単語だが、米国人は少し前まで、それを「超」という意味を持つクールな同義語として使っていた。だが、ライドシェアリング サービスを提供する Uber の事業的かつ文化変容的な成功により、この語は今や、旧式システムの崩壊、リソースの分散化、シェアリング エコノミーに代わるものになっている。そして「クリーニング業界の Uber」や「歯ブラシメーカーの Uber」を目指そうと非常に多くのスタートアップが殺到した結果、この「~界の Uber」という比喩は、まさに「超」使い古されたものになってしまった。 だがこの言葉は、gridX を形容するには適切だ。太陽電池アレイ (ソーラー パネル)、電池電力貯蔵システム (電気自動車を含む)、ヒートポンプの所有者は、それぞれをケーブル 1 本で gridBox (449 ユーロ、約 6 万円) に接続することで、余剰エネルギーを電力供給業者に売却でき、また必要に応じて送電網からエネルギーを受け取ることも可能。Uber 同様、gridX はリソースを分散化して、参加する各世帯を、利益を上げられる可能性を持ったミニ発電所にする。gridX のハードウェアとソフトウェアは、こうした個々のリソース全てを集約するシステムを提供するものだ。 この gridX と Uber に共通するプラスの面が「打開の精神」だ。彼らには、考案したアイデアを実現するための許可が与えられなかったので、それを自分たちの手で実現させた。 電気技師であるバーレンジーフェン氏は、大学卒業後に電力会社で働いていたが、なぜソーラー パネルやバッテリー、ヒート ポンプなどの小規模エネルギー資源を構造化して送電網に統合しないのか不思議に思っていた。何しろドイツは、 国際エネルギー機関 によると、2016 年末には既に 41.2 ギガワットの太陽光発電の設備容量を所有しているのだ。これは太陽光発電設備容量としては世界最大だが、バーレンジーフェン氏の推測では、設備容量の約半分が全く使用されていない。