#太陽光発電 のフェンス設置義務化|改正FIT法で守るべき5つの基準 https://sorasapo.com/rule-of-the-fence-for-solar https://t.co/YZ8fg24IsZ
基準①. フェンスと設備の距離は、外部から発電設備に触れられない程度にすること 基準②. フェンスの高さは、簡単には入れない程度を確保すること 基準③. フェンスの使用素材は、簡単には取り除けないものにすること(ロープはダメ) 基準④. フェンスの出入り口には、施錠等すること 基準⑤. 外部から見えやすい位置に、立入り禁止看板をつける等の立入り防止措置をすること これらの基準は 、経産省が発表している太陽光発電の「 事業計画策定ガイドライン 」に記載されています。 順番に見ていきましょう。 基準①.  フェンスと設備の距離は、外部から発電設備に触れられない程度にすること 太陽光発電は、電気が流れているので、万一漏電などが発生している場合に触れれば感電する恐れがあります。そのため、フェンスから太陽光パネルやパワコンといった設備までの距離を確保することが求められます。 事業計画ガイドラインでは、具体的なフェンスと設備の距離は何m離すべきなのか数値では規定されていません。趣旨を理解して、設定する必要があります。 基準②.  フェンスの高さは、簡単には入れない程度を確保すること せっかくフェンスを設置しても、フェンスが低くては第三者が乗り越えようとして怪我をする、侵入して感電する可能性があります。 50cmなど簡単に跨げてしまうものはダメですが、何cm以上あれば問題ないのか具体的な数値は規定されていません。 基準③.  フェンスの使用素材は、簡単には取り除けないものにすること(ロープはダメ) 一般的なロープなどは、手で取り外すだけで侵入できてしまうため、侵入防止の観点からは意味がありません。フェンスに求められる素材としては金網などの第三者が簡単には取り除けないものが想定されています。 もちろん、金属製であっても強度が低すぎるものや、人が掻い潜れるほどに隙間があるものは、指導の対象となってしまうでしょう。 基準④.  フェンスの出入り口には、施錠等すること フェンスを設置してたら、 鍵をつける 必要があります。 出入り口が開けっ放しでは侵入防止という目的を果たせないからです。 鍵の種類は特に指定されていませんが、一般の人が簡単に壊せるものではダメでしょう。 基準⑤.  外部から見えやすい位置に、立入り禁止看板をつける等の立入り防止措置をすること 施錠と合わせて、フェンスに取り付けるものとして、 立ち入り禁止看板 などを掲示する措置が記載されています。立ち入り禁止看板も、太陽光発電設備の標識と同様に外部から見えやすい位置に設置しなければなりません。 資源エネルギー課へ、立入禁止看板の素材や大きさについて聞き取りをしたところ、風雨ですぐに劣化してしまうものや、極端に小さいものは不適切で一般的なものを想定しているとのことです。 以上、5つの基準を見てきましたが、「な場合」「な場合」と、個別の状況や想定しだせばキリがありません。例えば、太陽光発電の所在地が小学校の通学路であれば、子供用の対策が必要になるといった具合に、 設備の周辺環境に応じた対応が必要 となります。 また、事業計画策定ガイドラインには、 設置しなくても侵入できない場合など例外 も規定されています。 次の章でフェンスを省略できる例外的な状況の規定を確認しましょう。 2. フェンス設置を省略できる2つの例外 1章ではフェンスの5つの基準をご紹介しました。 その一方で、事業計画策定ガイドラインには 2つの除外規定 も記載されています。 次のいずれかに該当する場合は、フェンスを設置しなくてもよい、ということです。 順番に見ていきましょう。 例外❶. フェンスがなくても第三者が近づけない場合 塀付きの庭に設置している、設備が公道から相当程度離れている、崖や水路に面しているといった場合です。 何m離れていれば「相当程度」なのか、何mの幅の水路であれば設置しなくてもよいのかといった、具体的な数値は規定されていません。 例外❷. 営農型太陽光発電なので、フェンスがあると邪魔になる場合 ソーラーシェアリングの場合は、フェンスがあるとトラクターなどの出入りが難しくなるなど、農作業に支障がでると判断される場合は除外されます。 ただし、第三者が容易に近づくことを防ぐために、注意喚起の標識が必要になります。 以上の基準は、「 事業計画策定ガイドライン 」に記載されています。 事業計画策定ガイドラインは、資源エネルギー庁のHP「 なっとく!再生可能エネルギー 法例集契約関係 」で公開されています。 元資料を見る場合は、最新版を確認しましょう。 3. フェンス義務化の背景と目的 3-1. 事業計画策定ガイドラインって何? フェンスの基準が記載されている 「 事業計画策定ガイドライン 」は、 改正FIT法が施行される前に公表された資料です。改正FIT法で義務となった事柄や、適切な発電所運営のために守って欲しい事柄について考え方を記したものです。 フェンスが義務化された背景や目的も記載されています。 3-2. 義務化された背景 太陽光発電は、一目見ただけではどのような状態なのかわかりません。 何も問題ないように見えても、漏電や破損が起きている可能性があります。 また、いたずらで侵入して怪我をするといった、第三者に危害が及ぶ場合もあります。 ケーブルを切断することで、発電しなくなってしまうこともあります。 低圧の太陽光発電所はこのような安全や安定稼働にかかわるトラブルが起きる可能性があります。 旧制度では、発電所に近づくことを防ぐ義務がなく、このようなトラブルを防ぐことができませんでした。 3-3. 義務化の目的 改正FIT法では、第三者が近づけないという手段で次の2点を実現するために、フェンスの設置が義務化されました。